医療と生活の両輪から健康を考えるという視点
私たち一般社団法人プラズマ療法研究会では、
医療と生活の両輪から、健康を支えるあり方を研究しています。
この連載では、治療の方法そのものではなく、
その先にある
「身体をどう支え、どう戻していくか」
という視点を一貫してお伝えしています。
「予防医学は元気な人のもの」という誤解
「予防医学は、元気な人がやるもの」
そんなイメージを持っている方は、少なくないかもしれません。
では、いったん体調を崩してしまったら、予防医学はもう意味がないのでしょうか。
答えは、いいえです。
ただし、やり方と順番が変わるという前提があります。
治療後に残る「戻りきらなさ」の正体
多くの人は、病気や不調をきっかけに医療と向き合います。
治療を受け、薬を飲み、数値が改善すると、ひとまず安心する。
けれどその後、
「なんとなく疲れやすい」
「以前の調子には戻らない」
そんな声もよく耳にします。
それは、治療が足りないからではありません。
生活の土台が、置き去りになっていることが多いのです。
リバースメソッドという考え方
ここでご紹介したいのが、私たちが「リバースメソッド」と呼んでいる考え方です。
リバースとは「新たな形で生まれ変わる」という意味。
健康な人が“病気にならないため”に行う予防医学とは異なり、
不調や病気を経験したあとに、
身体を元の状態へと戻していくための予防医学です。
見直すのは「特別なこと」ではなく「基本」
リバースメソッドが大切にするのは、
特別な治療法や我慢ではありません。
見直すのは、とても基本的なことです。
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何を、どう食べているか
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きちんと眠れているか
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身体をどのように動かしているか
病気になる前は当たり前だったことが、
いつの間にか崩れていなかったか。
そこに、体調が戻りきらないヒントがあります。
医療を否定しない「生活からの回復支援」
誤解してほしくないのは、
リバースメソッドは医療を否定するものではないということです。
治療はとても大切です。
そのうえで、治療の効果を支え、再発を遠ざけ、
「元気だった頃の自分」に近づくために生活を整える。
それが、病気を経験した人にとっての予防医学です。
予防医学は「努力論」ではなく「知恵」
予防医学は、我慢や努力の話ではありません。
自分の身体の声を聞き、
無理なく整えていくための知恵です。
このコラムでは、
病気になってからでも遅くない予防医学=リバースメソッドを、
食・睡眠・運動という身近なテーマから、やさしく紐解いていきます。
「もう戻れない」と感じている方へ
「もう元には戻れない」と感じている方にこそ、
知ってほしい考え方があります。
予防医学は、未来のためだけでなく、
今のあなたのためにも、きっと役に立ちます。
次回予告:治すから戻すへ
次回は、
**第2回「治療だけでは戻らない理由」**として、
生活全体を見直し、
「治す」から「戻す」への視点を
リバースメソッドの考え方から紐解いていきます。
本コラムについての補足
本コラムで紹介するリバースメソッドは、医療行為の代わりとなるものではありません。
治療と併用しながら、体の土台を整え、回復を支えるための生活の視点を提供するものです。
