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本当は怖い「睡眠負債」

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近年は「睡眠」にも注目が集まり、睡眠サプリのCMも多く見かけるようになりました。
日本は世界一睡眠が悪いともいわれています。
日中のパフォーマンス、仕事の集中力にも大きく関わり人生の土台にもなる「睡眠」について考えていきます。

睡眠が引き起こすリスクとは

・日中に強い眠気がある
・集中力が続かない
・休日にいつも以上に寝てしまう
・寝ても疲れが取れない病気ではないだろうけども、パフォーマンスが悪く体調が良いとはいえないとお感じではありませんか?
睡眠障害=眠れないということではありません。「寝つけている」「睡眠時間は確保している」という人でも
「睡眠の質が悪い」ことが原因で睡眠障害をおこしている「隠れ睡眠障害」が今、増えています。
今や働く人の4人に1人とも3人に1人ともいう確率で睡眠障害があると言われています。睡眠について問題があると、仕事の効率が悪くなる等が思いつきますが、それどころか命にも関わる事実があります。
それは「睡眠障害や睡眠のパフォーマンスが悪いと、私たちから健康を奪う」ことになるのです。
睡眠障害は、糖尿病・心臓病・がん・脳卒中・痛風・精神疾患・認知症・心筋梗塞などのリスクを高めることが解明されています。
睡眠への意識が低いと、病気にも気づかないようになってしまいます。

結局、何時間眠れば良いのか

時計の画像
歴史上の人物には、短い睡眠時間でもパフォーマンスが高い人が多いようです。
ではいったい自分は何時間眠れば大丈夫なのだと思いますか?残念ながらこれに対する明確な答えはありません。
なぜなら、人種、育った地域や環境、年齢、遺伝、生活スタイルなどによって必要な睡眠時間は違ってくるからです。
また、歴史上の偉人は私たちとは環境が大きく違います現代人で同じ環境にあったとしても、電子機器に触れている時間が違えば、その影響によっても必要な睡眠時間は違ってきます。
先天的に長眠の人、短眠の人がいますが、それは1%未満と言われています。
重要なのは、人と比べてどうかではなく、自分自身が日中に眠気がなく、健康を維持できているかどうかということです。統計上、一番病気のリスクが少ない睡眠時間は7時間半程度といわれています。
今は忙しくて睡眠時間を確保できていない人も、パフォーマンスを上げながら生活を整え、適切な牛民時間を確保できるように調整していきましょう。

長さだけでなく、質にこだわる

すっきりとした目覚め
忙しい人は当然眠る時間が短くなる傾向にあります。
寝る時間をしっかり確保する習慣がない人にとっては、なんとなく色々やっているうちに時間が経ってしまい、だいたいいつもの時間まで起きてしまうということも多いでしょう。
ただ長く寝ることが大事なのではなく、質についてこだわっていくことが大事だと考えます。
成長ホルモンの分泌から見た睡眠では、
リラックスした状態で深く眠る

しっかり成長ホルモンが分泌される

美肌効果・脂肪燃焼

エイジング効果
という流れになります。また、深い呼吸はATP産生を促し睡眠のパフォーマンスを上げるといわれています。食事やストレス管理、太陽光を浴びるなど、一つのアイテムで睡眠課題が解決!とは一概にいえませんが、
しっかりと自身の「睡眠の質」を見直すことが最強のパフォーマンスを手に入れる一歩目といえるでしょう。

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